映画「秘密の森の、その向こう」

なんとなく気が向いて、映画館に行く。これを見よう、とか強く思わずに、時間がちょうどいいし、特に何の前情報もなく見た。
 
そうしたら、じわじわと泣けてくる映画だった。こんなことは起こり得るはずないけれど、あったらいいな、と誰でも思うんじゃないだろうか。実際には起きていなくても、この2人の中で時間が経過している、同じ時間の中を過ごしていく、ということを物語っているのかもしれない。時間を過ごすということは、本当に最大の癒しなんだろうと思う。
 
フランス人は理屈っぽい、とよく聞くけれど、私の悲しみは私のものだからあなたのせいではない、ときっぱり言うのは、個人と個人(たとえ親子でも)をしっかり区別していて、いいところだなと思った。