ペーター・ヴォールレーベン「樹木たちの知られざる生活」

 

たまたま聞いていたラジオで紹介されていて、すごい気になったので読んでみた。こういう突然読むべき本に出会うことがあるのだなあ。とても面白かった。

 

街に出ても、当たり前のように木を見ることができるけれど、それって人間の都合であって、木にとっては自然な状態ではなくて、安全でも健全でもないのだなあ、と住んでいる街の姿を眺めるときの気持ちが変わる。自然が自然のままでいることは、人間の考えが及ばないことだけれど、自然の時間の流れを想像して、見えない部分をどのくらい大切にできるか、ということかもしれない。