コラム「北欧神話」

 

北欧神話 (岩波少年文庫)

北欧神話 (岩波少年文庫)

 

 前々から北欧神話が気になっていて、でも学術書みたいな難しい本ではわからないだろうしなあ、と思っていたら、岩波少年文庫という画期的な方法があったではないか。非常にわかりやすい。大人だからって、読んでいけないということはない。むしろ、とっかかりとしては一番いいのではないだろうか。

 

神話といえば、ギリシャ神話や、日本では古事記とか日本書紀(この2つはちょっと違うとも思うけど)なんかが有名だけれど、北欧神話もそのひとつ。昔から人間は、人間とはどのようにできたのか、とか考えていたのだろうか。昔の方が、そういうことを考えこむ時間があったのかもしれない。人間はどうしても、目に見えない部分(それは過去でもあるし、今ある見えない何かでもあるし、未来でもある)を、神様に預けたがる。人間はひ弱で、臆病で、大きな力があるなんて驕ってはいけない。北欧神話に出てくる神様だって、こんなにも弱くて臆病なところがある。でも、神様には力があるけどね。

 

北欧神話って、フィンランド以外の北欧の神話だって解説があったから、フィンランドにはフィンランド特有の昔話とかがあるのだろうか。探してみようかなあ。