外山滋比古「思考の整理学」

 

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 

 気になっていたので読んでみたのだけど、なるほど、30年経ってもいまだに読まれつづけているというのは、なんとなくわかる。

 

30年では人間の脳味噌はそこまで発達しないだろうから、思考の整理方法はそこまで変わらない。この本が参考になるのは、そういう点なのかなあ、と思う。でも、30年でコンピュータは、人間と違って、急速に発達している。記憶装置としての役割をどんどん超えていく。人間とコンピュータの関係、立ち位置なんかは、また変わっていくのだろうなあ。人間の脳味噌は、そんなに速く発達しないのに。なんか疲れちゃうなあ。