前野ウルド浩太郎「バッタを倒しにアフリカへ」

 

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

 1年以上前からずっと、読もう読もう、と思っていたものを、今になってようやく読んだ。ただただ読むものとしてもとても面白いし、これを読んでやる気になる人もいるのじゃなかろうか。まあ、でも、私のようにぼーっとして年を取ってしまった人よりも、十代、二十代の人たちが読んだら、より頑張れる気がする。

 

この前のイチローの会見でも言っていたけれど、好きなことを見つける、ということは、本当に、本当に(ここものすごく力をこめる)、大切なことだと思う。好きなことを見つけて、好きでいつづけることは、学校やなんかでよくやらされる、周りの人に合わせることとは、真逆だと思う。周りに合わせすぎて、好きなことがわからなくなる時期が、もしかしたらあるかもしれないけど、少しだけ独りになって、好きなことを見つめる時間を作る方がいい。自分がわからない状態が、一番頑張れない状態だと、私は思うのだよなあ。