夏目漱石「倫敦塔・幻影の盾」

 

倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)

倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)

 

 以前読んだ本をまた読み返す期間、と勝手に題して、これからしばらく読んだことのある本を読んでいこうかなあ、と思っている。まあ、だいたいの本は5年以上前に読んで、それからずっと読んでいないので、内容忘れていて、はじめて読んだのと変わらないけど。

 

この本ははじめて読んだときは、よくわからないなあ、と思っていたけど、今年のはじめにロンドンに行ったからか、ぐっと想像しやすくなった。やっぱり、実際に見たことがあるかないかで、想像の範囲って変わるなあ、と実感。正直、文章は小難しい。というか、当時の言葉は、今生きている人とは違う。この言葉の変化を乗り越えれば、ロンドンの景色が近くなるんだけどなあ。