柚木麻子「ランチのアッコちゃん」、山崎ナオコーラ「お父さん大好き」

 

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

ランチのアッコちゃん (双葉文庫)

 

 NHKで放送していたドラマを先に見ていて、そのイメージを強く持ちすぎてしまったかなあ。主人公はそんなにドラマと違う感じはしなかったんだけど、アッコちゃんに違和感を感じてしまって、読みづらくなってしまった。イメージを固定されるって、想像を膨らませられるときもあるけど、自分の脳に限界を与えられていることもあるんだな。

 

お父さん大好き (文春文庫)

お父さん大好き (文春文庫)

 

 私にとって、変わっている人、が沢山出てくる。この本の中に出てくる人にとっては、何の変哲もない日常を過ごしているのだろうけれど、私には変わって見える。そういう、自分とはちょっと違う人を垣間見たくて、この人の本を読んでいる気がする。